最近、欧州株に対して３つの不利な情報があります。

1. ユーロ圏７月CPI（前年比）が過去最高値を更新して、インフレの反転シグナルまだ現れていません。インフレを促す主要因はまだエネルギー価格と関わっています。特に天然ガスの供給が不安定な状態、なおさらヨーロッパ大陸は乾燥気候は電気代が倍になってしまう要因になり、インフレを抑えにくくなっていくという現状です。

2. ヨーロッパで最大経済体であるドイツは消費者信頼感指数が過去最低値を更新したということからみると、高物価は国民が将来に対する消費意欲にすでに影響を与え始めたことがわかります。

3. 前半期、欧州株における各セクターの中で、エネルギー・セクターの利益拡大が最も注目されています。それなのに後半期のエネルギー産業の利益は原油価格の高基準期間に影響されたため、欧州株は後半期の利潤が下方修正にされるおそれがあります。

以上の理由を基づき、欧州株も下降トレンドの状況です。なお、MACDも先週の金曜日にデットクロスのシグナルが出てきたため、欧州株の先行きが弱気だというトレンドです。

下方の利益確定（テイクプロフィット）の位置は前回低位の3413であり、上方の損切り位置は200MAの3784です。

脆弱なヨーロッパ、欧州株が弱気

2022年8月24日

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