２月２日　　英中銀理事会の内容

・政策金利を3.5%⇨4%へ引き上げ（１０会合連続・30年ぶりの急速な利上げ）

・賃金や物価の上昇圧力が予想以上に強い状況

・２０２３年は物価上昇率が大きく鈍化する見通し

・市場は利上げ幅の縮小・一時停止の可能性を考慮

・ガス価格の下落・供給網の混乱が和らぐ⇨インフレピーク

・ベイリー総裁　→  3月の会合では、追加利上げを示唆

上記の内容が公表されましたが、市場の観測から、すでにポンドは上昇している状況でした。

そのため、今回の事実を受け、利食い売りが出て、下落する展開となっています。

典型的な、「噂で買い、事実で売る」パターンにも見えます。

2月3日　　アメリカ　雇用統計

・1月非農業部門雇用者数：＋51.7万人（予想：+18.8万人、
 　　　　　　　　　　　　　　　　　　12月：＋26万人←+22.3万人　上方修正）

・1月平均時給：前年比＋4.4％（予想：+4.3％、12月：+4.6％）
・1月失業率：3.4％（予想：3.6％、12月：3.5％）

予想以上の好結果、ドル金利　再上昇　→ドル高に大きく動きました。

今後インフレ再上昇の可能性も懸念されます。

先週の上記のイベントがあった上で、

今後、「どのようにトレンドを形成していくか？」についてです。

現在は、月足の大きな下降トレンドに対して、

フィボナッチリトレースメント50%まで上昇しています（上）

上昇トレンドが転換するかもしれない場面にきていることがわかります。

週足では、12月に高値となった1.243付近まで上昇しました。この高値を超えられず、

宵の明星と呼ばれる下落パターンのローソク足を作ってきました。（左下の画像）

日足では上昇トレンドラインをすで抜けています（右下の画像）

以上の環境から、以下のシナリオが考えられます

①売り　→　ダブルトップを形成

②買い　→ 1.243の壁を上抜ける