ピークボトム（３日高値移動平均線、３日安値移動平均線より算出）

・直近では、高値切下げ、安値切上げの方向感がないトレンドレス

・75日移動平均線が上値を抑えている。

・一目均衡表、MACDの指標が下落のトレンドを示している。

・レンジとしては、直近高値27799.53円～直近安値の27599.57円となるが、直近安値の27599.57円を割り込むと下値を試す展開となりそうだ。

・１月10日（火）の次期総裁の植田氏起用報道では、市場は円高・株安・債券安になったが、植田氏は金融緩和を継続する意向を示し、市場は落ち着いた。

・新日銀総裁の植田氏の今後の政策に注目。

・米国の強い雇用統計やPPIなどを受けて、米国の金利上昇幅が拡大するとの観測が強まっている。そのような状況で、植田日銀総裁はマイナス金利政策の早期解除には慎重ではあるが、イールドカーブコントロールの見直し・修正する公算が高いとされている。ただし、現状はそれを見込んだヘッジファンドの国債空売りに対して国債補完供給オペについて品貸料を引き上げると発表し牽制する形に。

・2/24（金）の植田日銀総裁による所信聴取までは、円高リスクは低いとみられる（政策変更は直近ではないとの見方から）。日経平均が維持できるほどの強い指標が続くかが注目となる。

日経平均はレンジ相場。下値を試す動きになるか。

直近のピークボトムを見ると、下降トレンドから高値切り上げ、安値切り上げの上昇トレンドに転換。75日移動平均線より上に価格がある為、ロングポジションのエントリーのみを考える。

・75日移動平均線が抵抗となっている。

・直前のボトム131.498円を割り込まずに切り上げ。

・直近高値の135.100が上値抵抗となっているので、上抜けてトレンドを形成すれば、135.100円が下値抵抗になる。

・直近の高値135.117円を超えるのを待ち、超えた後のアヤ押しからの再上昇をロングポジションでのエントリー。

・損切ラインは131.498円。割り込むと反転の可能性もある。

・植田日銀総裁は急な政策変更はないとの思惑で、円安傾向。円高圧力は一旦落ち着く。

・2/14（火）の米CPIを受けて、米金利は上昇。強い雇用統計、CPIが米金利の利上げを示唆。その為、

ドル買い圧力は高まっている。

・今週の21日（火）米PMI、22日（水）FOMC議事録、24日（金）日本CPIと植田新総裁の所信聴取で米の経済や日銀政策の行方次第が注目となる。

米経済の強さやトレンドからも、スタンスはロングポジションで良いが、強い米経済指標がどれだけ続くかが目先のポイントとなる。

勇一直井

勇一直井

2023年2月19日

日経平均はレンジ相場。下値を試す動きになるか。

勇一直井

2023年2月19日

USDJPY上昇トレンド。ロングポジションを考える。

勇一直井

2023年2月19日

USDJPY上昇トレンド。ロングポジションを考える。