２０２１年から続くドル円相場の上昇トレンドはチャート上のトレンドラインで示した通り終焉したとは言い難い状況です。それどころか去年10月20日につけた直近高値151.94から今年1月16日につけた直近安値127.22に至る下落トレンドを大きく上抜けており、MACDも向こう数週間デッドクロスしそうにもないことから、むしろドル高基調を確認したとさえ言える状況です。よって当面のポジションはドル円ロング、利益確定ポイントは去年10月の直近高値から今年1月の直近安値127.22までの下落の半値戻しの139.58が当面の水準となり、１５２円以上を目指したそれ以上の上昇にも期待すべき展開と思います。よって売買戦略を立てるとすれば、21年９月の安値と２２年の３月の安値を結んだサポートラインを損切ポイントとして、１３０円近辺を拾いつつ、MACD等を見ながらポジション調整しながら、半値戻しの139.50で第一段階の利益確定、残りのポジションを更なる上昇に期待して保持すべきと思います。但し、（現状想定されていない）ウクライナの即時停戦合意や日銀の金融政策の急激な転換等といった不測の事態には当然備えるべき時でもあり、逆指値は必ず忘れないようにする必要があると思います。

初押しは買い（神経質な展開は続くも上昇トレンドは継続中）

目下決算ラッシュも一巡し、市場の注目も再び日銀人事に移行していくと予想され、日本の金融緩和政策が転換期にあることが再認識される可能性が高い。テクニカル的にも昨年９月の下落（アメリカのCPIショック）以降、一目均衡表が機能しており、雲の境目で必ず上下の動きがみられることから、２月後半から３月初めにかけて日経平均株価は下落していく公算が高い。またパラボリックでも売りサインが点灯し始めており、上値の目途は昨年８月から昨年１２月の高値を結んだ抵抗線である２８０００円前後、下値は２６０００円割れを目指す展開と考えられる。但し、日銀の新総裁も過度な政策転換を善しとはしておらず、政策転換は非常に緩やかなものになると予想され、中・短期での深追いは禁物。

M Shibahara

M Shibahara

2023年2月14日

初押しは買い（神経質な展開は続くも上昇トレンドは継続中）

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M Shibahara

2023年2月14日

材料難の中、３月からの２６０００円割れに向けた下落に備えたい